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「エンジニアリング組織論への招待」を読んで自分の不安と向き合ってみた(Chapter1編)

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きっかけ

 

頭の整理も兼ねて気づいたことや、もしかして自分はこういう思考回路なんじゃないかと思ったことを時々Twitterに書いているのですが、今回はそれに対してコメントいただいたことがきっかけで、この本を読んでみることにしました。

エンジニアリング組織論への招待

全体の感想

※本の内容自体はChapter5まであるのですが、今の自分にはChapter1/Chapter2で今はおなかいっぱいになってしまったので内容はその二つ中心になります。

転職前も転職後も言語化できない不安が自分のなかで時折生まれることがあり、ただ、漠然としたものだったのでなかなか口には出せずにいました。不安を大きくしないように、関わりを意識的に減らしてみたり独断で作業を進めることも多くありました。タイミングが合い、周りの人に話したり相談することができたとしても、話をした時点ではスッキリし、アドバイスもそういうことなのかぁと受け止められるのですが、自分であとで思い返すとあれ?何も変わってないぞ?と堂々巡りの状態でした...。最近では半分諦めて不安を抱えてこれからもやっていく、そういうものなんだろうなと感じていました。

ですが、この本から「不安」はどこからきていたのかということについて一定の回答を得られた気がします。

「組織論」というと経営層やマネジメント層に向けた内容なのかと思いましたが、少なくともいち一メンバー、一エンジニアとしての自分が読んでも気づきが多くあったので、階級や営業・エンジニアといった立場関係なく読んで欲しいと思いました。

Chapter1:思考のリファクタリング

「エンジニアリング」は不確実性を下げ、情報を生み出す過程です。自分自身がどのように本能に囚われるのかを知り、仮説と検証を通じて、未来への不確実性を下げていきながら、同じ目的で働いてるはずの人々との間にあるコミュニケーションの不確実性も減らしていく必要があります。

この章では主に、不確実性とはなにか、不確実性を生み出すものとそれに対処する方法について説明されています。

そのなかでも、本能的・感情的になる心の動きがどのように発生するかについての記述がとても腑に落ちました。

  • 不確実性=わからないこと
  • 人間にとって本質的にわからないことは「未来」と「他人」
  • わからないものに向き合うときに「不安」が生まれる
  • 人は、自分を脅かすもの(不安)に対して本能的に「攻撃」や「防御」を選択してしまう
  • アイデンティティ(自分自身を構成すると思っていること)は他人にはわからないし自分でも把握できていない場合がある
  • 自分のアイデンティティを脅かされそうなときに「怒り」を発生させることで「攻撃」「防御」「逃避」の行動を生みだす
  • 「怒り」に変わる感情の源泉は、傷つけられた(と思う)ことによる「悲しみ」
  • 「攻撃」「防御」「逃避」の行動から生まれる回避的なコミュニケーション(無視、無反応、判断の丸投げ等)は相手のアイデンティティを脅かす=相手の不安を生み出す
  • 本能的な感情に囚われると物事に対する正確な認知(論理的思考)ができなくなる
  • 視野の狭い認知は本当の問題を解決できない

この内容は本当に自分に当てはまることが多いなぁと初め読んだときはびっくりしました。

何か不安に駆られた時に、最初は「悲しみ」の段階で終わることが多かったのですが、だんだん気持ちの余裕が無くなっていくにつれて「攻撃」→「防御」→「回避」へと行動が移っていったように思います。自分で認識できた行動は以下の通りです。

  • 「攻撃」:ムキになって反論する。自分の主張を通そうとする。高圧的な態度になる。
  • 「防御」:感じたことについてフィードバックをしない。何も感じてないように振る舞う。
  • 「回避」:不安になることについて関わらないようにする。一人で抱え込む。

当時は自分の中でも精一杯の行動だったのですが、こういった大人気ない態度も間接的に周りの不安を増長していたのかもしれないのだなと気づかされました、、、

また、アイデンティティは人それぞれ違う=不安を感じることは人によって違う、ということから「周りはそうは思っていないから、自分が不安に感じているのは間違いなんだ、過剰に反応してるだけなんだ」と不安に蓋をしたり無かったことにする必要はなかったのだと気がつきました。

つまるところ、自分の不安を把握するどころか不安と認められていなかったから、対処方法もわからず手詰まりのように感じていたのです。「攻撃」「防御」「逃避」からきていた態度は良くないものだとわかっているのに、なんでこんな行動をとってしまうんだろう、という疑問もこの章で晴らすことができました。

自分の中の不確実性を削減するために、以下の点を意識して思考のリファクタリングをしていきたいと思いました。

  • 自分のアイデンティティの範囲を知り、それを周りに伝えること
  • 自分自身の認知の歪みのパターンを知り、過ちに早く気がつくようにすること

でも自分のアイデンティティってどう知ってもらえばいいの?話せばいいってそれが難しくない?という疑問が生まれたのですが、その点に関しては次のChapter2での気づきと合わせて感想を書きたいと思います。

Chapter1を読み、こうして自分の考えをまとめるだけでかなり頭がすっきりしました!

Chapter2:メンタリングの技術

このまま書くつもりだったのですが言語化に想像以上に時間がかかったので別記事でまた投稿します😶!!

→続き 「エンジニアリング組織論への招待」を読んで自分の不安と向き合ってみた(Chapter2編)

 

エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング

エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング